自身で所有している、または相続をした不動産の価値を知りたいと思った際に、まず「査定」という事が
頭に浮かぶと思います。
ですが、それと同時に様々な不安や疑問が生まれ、実際に査定の依頼をするにあたって躊躇してしまう事が
あると思います。
売却前提でないと査定のお願いはできないのか?
掃除をするなど、何か準備が必要なの?
査定をして貰った後、何かと面倒そうだ。
そういった不安や疑問についてご説明させて頂きます。
売却前提でないとダメなの?
そのような事は一切ありません。
よく、不動産の一括査定サイトなどを目にするかと思いますが、そういったサイトでのお問い合わせも価格を
知りたかっただけというお客様がとても多いです。
それでも、お客様と不動産のお話をさせて頂き、売却をしようかなと考えた際に、「以前査定をして貰った
不動産屋に相談してみようかな」と、思い出してご相談頂けるチャンスを作れるだけでも不動産屋としては価値があります。
ですので、売却の時期が来られた際に思い出して頂けるようにしっかりとご説明をさせて頂く事を第一に考えております。
もちろん、今から売却をしようとして査定をされる場合はそのまま売却のご依頼を頂けたら良いのですが、
売却の時期に関しては、お客様のご都合と考えによって決定されるべきと考えております。
不動産屋の都合で、無理やり話を進められてよいものではないはずです。
不動産の価格は需要と供給によって成り立っておりますので、例えば、「今はこの地域でマンションが
人気だから時期の融通がきくなら今の方が良いですよ。」といった性質のアドバイスをさせて頂く事もあり得ます。
ですが、強引に売却へ進んでいただく為ではありません。お客様の決定された選択肢の中での最善を
ご提案するのが我々の為すべき事と考えております。
とても現実的な話に切り替えますと、お客様の望まぬ売買へ進み、トラブルになるのを防ぎたいという思いもあります。
査定をして貰うのに準備は必要なの?
とても極端な事を申し上げますと、お客様の連絡先と不動産を特定できる情報さえ頂けましたら十分です。
後は、査定の方法を「訪問査定」または「机上査定」のいずれにするか決めて頂くだけです。
訪問査定にして頂けますと、建物の内部の状況が把握でき査定の内容がより現実的になります。
例えば、最近リフォームをしてきれいにしたところなどであれば査定にプラスになります。
また、居住年数が長ければ長いほど、どの程度、建物の維持管理に気を使っていたかで、査定金額は大きく変わります。
例えば、同じ20年居住の家でも、普段から掃除や手入れを怠らない方と、掃除や手入れを一切しない方では、
建物の残存価値が数十%変わるなども十分あり得ます。
ですので、訪問査定をさせて頂いた方がより現実的な査定金額に近づける事が出来ます。
机上査定とさせて頂きました場合、建物の内部の状況が把握できないため、建物の価値の計算を、
建物の構造によって耐用年数から経過年数を引いた残りの価値といった、かなり大雑把な方法で計算をすることになります。
ですので、訪問査定の場合と比べ、想定より維持管理をしっかりしている場合は実際の相場感よりは
低く算出されますし、想定より維持管理の状態が悪い場合は実際の相場感より高い査定額になってしまいます。
あくまで「机上」ですので、現地にも行きませんので周辺に嫌悪施設があるとか、土地の形、傾斜等についても
知る事ができませんので、そういった価値の微調整も行えない場合があります。
できれば、訪問査定をさせて頂くのが望ましいといえます。
訪問査定の場合に掃除とかは必要なの?
我々は業者ですので、普段通りの状態で構いません。
動かせない家具の後ろに雨漏りがあるとか、そういった事を正確にお伝え頂けましたらある程度の事は問題になりません。
ですが、実際に売却活動を始め、お客様のご内覧などが始まる際には敷地内、室内を奇麗にされておく事をおすすめしています。
やはり、ただ、ものが散らかっているだけだとしても、現所有者は建物の維持管理に気を使っていないであろうとか、
購入希望者の心理にとってマイナスのイメージを与えてしまいます。
または、建物が傷んでそうだから価格の交渉の余地があるであろうとか、売却希望者にとって良くない事しかありません。
売却後はいずれにせよ片づけなくてはなりませんので、早めに奇麗にする事を心掛けましょう。
建物を壊す想定の際は奇麗にしなくても良いですが、もし、ご本人が建物を壊す想定でも、
購入希望者が建物をそのまま使えると考えれば、価格面でも、解体費用を考慮する必要がなくなりますので売却希望者にとっても有利に働きます。
ですので、自身の主観にもとらわれず、その不動産が良いものに見えるようにした方が確実に良いといえます。
査定をしてもらった後、後々の営業とかが面倒そう。
弊社では売却の時に関してはご所有者様が考える時期に行われるべきと考えております。
よって、ご所有者の意思を考えず、頻繁に「いつ売却をするんですか?」といったようご連絡をいれるような事は致しません。
査定の結果のご連絡の感想をお伺いさせて頂くためだとか、事前にお伺いしていた時期にお伺いのご連絡を
差し上げることはございますが、そちらはご容赦頂けますと幸いです。
査定をご依頼頂くにあたってのハードルが少しでも下がりますと幸いです。
弊社では、土地、戸建、分譲マンション、アパート、一棟マンション、一棟ビル、事業用不動産など、
様々な不動産の査定を行わせて頂く事ができます。
前述の通り、すぐのご売却でなくとも結構ですので、お気軽にお問い合わせ頂けましたらと存じます。
ご依頼は下記のフォームよりお願いいたします。
<無料査定申込フォームはこちら>
あわせてこちらの記事もご覧ください
・今所有している不動産の価値を知りたい
・不動産売却の不安を分かりやすくポイント解説
株式会社嶺山エステート 不動産査定